皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、本日のタイトル「ヤコポ・ペーリ」と聞いて「あ、知ってる」という方は何人いるでしょうか。
なんと言いますか、名声とは虚しいものです。
時は1600年10月にさかのぼります。
1600年といえば日本史では関ヶ原の戦いが有名です。
関ヶ原の戦いが旧暦1600年9月15日と言われております。
ほぼ同じ頃の10月5日にフィレンツェでは、メディチ家の娘マリー・ド・メディシスとフランス国王アンリ4世との結婚式が執り行われました。
上の写真の大聖堂で行われました。
今となっては一大観光地です。
ちなみに、国王は参加されなかったようで、新郎役はマリーの叔父が務めたようです。
この結婚式にある作品が初演されました。
タイトルは「エウデリーチェ」
あらすじは、ある夫婦がいます。
奥さんが毒蛇に噛まれてなくなります。
夫は黄泉の国まで妻を取り戻しに行き無事生還する。
ギリシャ神話のオルフェウスの最後をハッピーエンドに変えたものです。
さすがに結婚式なので。
ところで、ギリシャ神話はお芝居としては当時からよく上演されていたようですが、
この作品では、セリフに音程がつけられました。
つまり、世界最古のオペラ作品です。
実を言いますと、その前にヤコポ・ペーリによってオペラ的なものは作られていたようですが、
楽譜が残っていないので、現在では「エウデリーチェ」が最古のオペラ作品です。
私もこの作品を聞いてみました。
仕方ないところもありますが、単調です。
セリフに音程をつけただけという感じで、歌という感じはしません。
それでも、当時の方はびっくりしたでしょう。
ウケたかどうかはわかりませんが、この頃から音楽は少人数の合唱団や楽団から大規模になっていきます。
そして、この頃からメディチ家は衰退し始め、ルネサンスの終焉が始まります。