甘霧庵

消しゴム

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、私は公立の共学高校出身です。

ただ、女の子の友達はいませんでした。

男子も少なかったですが・・・。

そんなある時、

席替えがあり、ある女の子と隣の席になりました。

その女の子は陸上部の短距離の選手でかなり速かったみたいです。

中学の頃から優秀な選手だそうで、入学するとすぐ陸上部の顧問がスカウトが来たぐらいです。

髪はほとんど丸坊主。

肌は真っ黒。

声は大きく、授業中はほとんど寝ていました。

ただ、授業が終わると見事に起きていました。

素晴らしい才能です。

彼女の一日はとにかく練習です。

朝、授業前に練習して、女の子のくせに早弁をして昼休みに練習して、放課後も練習して。

学校に走りに来てるのかと思っていました。

しかも、自分のことを「私」と言わずに、「オレ」と言い、男子のことを「オイ」と読んでいました。

そんな子が隣になりました。

その子はいつもポケットに鉛筆を2本だけ持ち、消しゴムは持たずに隣の人に借りていました。

こんな子が隣に来ると、私のような人間は恐怖すら感じます。

ただひたすら「早く寝ろ」と願います。

しかし、彼女もたまには起きています。

そんな時は「字を間違えるなよ」と念じておりました。

しかし、私のそんな願いなど彼女の前にはなし。

多分、概念すらないと思います。

そして、「オイ、消しゴム貸せ」の号砲

私は精一杯の嫌な顔をして消しゴムを渡します。

もちろんそんな表情を見極め流ことなどしません。

多分、概念がないでしょう。

そして、彼女が使い終わると私の机にポーンの投げ返します。

返ってくるときはまだマシで、貸したまま返ってこないことも。

ある日、勇気を振り絞り消しゴムを返してほしい旨を伝えると。

「は?」

彼女、私の消しゴム大切に使ってくれたかな。

どうでもイイ話です。

 

 

 


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