甘霧庵

剣道 その2

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

大の苦手競技、剣道の続きです。

虫酸のはしる面をつけると次は籠手です。

面は外気と触れる面積が大きいのでじっとりはしていますが、

液体としての前任者は感じられません。

しかし、籠手となると外気と触れる面積が狭いうえに奥の方が複雑に入り組んでいるので、

液体として前任者が堂々と鎮座しています。

それだけでなく、前任者だけでなく前前任者、

さらに前前前任者の液体が籠手の裏側の成分と化学反応を起こし

えも言われぬ芳醇な香りが奥から漂ってきます。

電車のつり革ですら多少引き気味に掴む私としては、

ここに手を突っ込むなんて無理です。

田舎育ちの方ならお分かりでしょうが、

よく、水を張ったばかりの水田と畦道との間にちょうど自分の拳が入る程度の穴がよくありました。

あそこになんの前知識もなく手を突っ込めますか?

無茶な注文です。

籠手に手を入れるのを渋っていると、

強面がやってきます。

強引に私の腕を雑に掴むと籠手に中に一気に押し込みます。

指の先に前任者がべっちょり。

液体で存在しております。

何かしらの小さな生き物が爪の間から入って来てるような気がします。

しかも、顔も手も痒くなってきます。

当然です。

拷問です。

日本国憲法で拷問は禁止されているんです。

これは、拷問でしょう。

もう何でも吐いてしまいます。

私はスパイには向いていません。

しかし、本当の地獄はこれからです。

どうでもいいハナシです。

 

 


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