皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、天龍寺をご紹介いたします。
平安時代に遡ります。
桓武天皇の次男でいらっしゃいます嵯峨天皇の皇后様、
橘嘉智子(たちばなのかちこ)様は非常に仏教を信じており、
嵐山に日本初の禅寺を創建します。
ま、当時の首都圏に
「私、専用のお寺作っちゃえ」なんて皇后様でないと無理です。
で、わざわざ、唐から禅宗のお坊様を招聘して講義してもらいます。
今でしたら、中国まで飛行機で4、5時間てところです。
しかし、平安時代初期です。
中国から日本に講演に行くなんて命がけです。
でも、この方は誰にねだったのか呼びつけます。
で、これは本当かどうか怪しいのですが、
お亡くなりなったときの遺言がちょっとヤバくて、
自分の遺体を路傍に置いておけと、
自分の遺体を鳥獣に食わせるんだと、
しかも、この様子を絵師に書かせよと、
これぞ、諸行無常だと。
ま、これだけの方ですから、
かなり、ぶっ飛んでたのでしょう。
しかし、末法思想が大流行で、
禅なんてしんどいことやっても、
しょうがないじゃん。
だって、この世はもう終わりじゃん。
みたいな感じで、
残念ながら、
禅の精神は浸透しませんでした。
で、せっかく建てたお寺は荒廃してしまいます。
続きます。