皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、今回から数回にわたってシュッツの名作「マタイ受難曲」の内容をご紹介してまいります。
ちょっと聖書の解説っぽくなりますが。
まず、非常に短い「序唱」が歌われます。
内容は、「マタイ(人名)が間違いなく以下の内容をお伝えします。」と言ったところです。
そして、実質の第1曲目が始まります。
曲名は「ベタニアの香油」です。
ベタニアとは地名のことで、
エルサレム近郊のベッドタウン的な村です。
そこに、そこにシモンという方がいらっしゃいました。
イエス様は死刑の2日前シモンさんの家にお呼ばれして
12人の弟子とシモンさんと食事をしていらっしゃいました。
そこに、ある女性が石膏のツボを持ってやってきます。
このツボには非常に効果な香油が入っております。
この女性はこのツボを割って、イエス様に香油をかけてしまいました。
上の画像の右下に描かれております。
この香油が300デナリと書かれております。
1でなりが一般人の1日分の給料ですので、
300デナリは約年収です。
平均年収が450万くらいですので、
この女性の全財産だったのでしょう。
それを惜しげもなくイエス様に注いだ訳です。
なぜ、そんなことをしたのでしょう。
おかしいでしょう。
しかし、これには大きな意味があります。
それは次回です。
【画像】
Frans Francken the Younger, Public domain, via Wikimedia Commons