甘霧庵

我が故郷 五条市 その44 昔ながらの喫茶店はそんなにこだわっていませんでした。でも、居心地が良かったです。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、お喋りで明るい彼女に連れて行かれたのは

喫茶店みたいなところでした。

どうやら、彼女の家は喫茶店を営んでいるようです。

喫茶店と言っても特にこだわりのコーヒーや紅茶があるわけでもなく、

何かこだわりのカレーがあるわけでもなく、

なんのこだわりのない喫茶店で、

後でわかったのですが

夜はバーになるみたいです。

で、彼女のお母さんはここの喫茶店のママさんなわけです。

ですから人当たりが強烈に良くて

それが娘の彼女にもしっかり遺伝していたというわけです。

彼女の母上様は私と彼女をテーブルにつかせると

有無を言わさずに

サンドイッチとアイスコーヒーでいいわね。

と言って厨房に消えていきました。

サンドイッチが出てくるまでのひと時、

彼女のマシンガンは火を放しっぱなちです。

よくこれだけ話す内容があるなと

淡い恋心から尊敬になっていきました。

もちろん、話の内容は大したことはありません。

受験が近いけど勉強できない。

とか

部活が出来なくて体が鈍っている。

とか

募金活動は自分から進んでやった。

とか

受験が終わったらスキーに行く。

とか

とにかく、なんの実にならない話題ばかりです。

それに私はチョコチョコ返事をしていました。

けっこう地獄の時間帯でした。

でも、楽しい時間です。

続く。

 

 

 

 


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