皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、シュッツの「マタイ受難曲」の続きです。
3曲目の最後の晩餐は5つの場面に分かれております。
聖書の箇所で言いますと
マタイの福音書26章の14節から35節です。
まずは、前回登場したイスカリオテのユダって弟子が動きます。
当時、イエス・キリスト様の最大のライバルは国家や国民ではなくユダヤ教のトップである祭司長でした。
祭司長はイエス・キリスト様の宗教活動を危険な新興宗教だと考えておりました。
この新興宗教は排除しなければならないと。
そのためには、何かしらの罪を見つけ逮捕して処刑するのがいいとも考えておりました。
そのためには、イエス・キリスト様一向から裏切り者が出れば最高だとも。
そこにイスカリオテのユダ君がやってきます。
なぜか、イスカリオテのユダ君役はカウンターテナーです。
カウンターテナーといえば裏声で歌う男声です。
一時期、アニメ映画の主題歌を歌われた方がいらっしゃいました。
シュッツは権威のあるイエス・キリスト様役に男声の最低音のバスをあて、
その対照としてイスカリオテのユダ君はカウンターテナーにしたのでしょう。
とにかく、イスカリオテのユダ君は祭司長のところに行って契約をします。
続く。
画像
イスカリオテのユダ(ジェームズ・ティソ画)
ジェームズ・ティソ – Online Collection of Brooklyn Museum; Photo: Brooklyn Museum, 2008, 00.159.235_PS2.jpg, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=10904569による