甘霧庵

ハインリヒ・シュッツ その11 「マタイ受難曲」 3、最後の晩餐 何でもかんでも銀貨30枚で決着してました。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、イスカリオテのユダ君は銀貨30枚でイエス・キリスト様を裏切ってしまいました。

銀貨30枚はどのくらいの価値なのでしょう。

調べてみると、色々な計算の方法があるようですが、

発掘された銀貨の大きさと純度から現在の銀相場では大体2万円から3万円ってところらしいのです。

しかし、紀元1世紀のイスラエルでは、約4ヶ月分の一般的な給料に相当するようです。

ですから、感覚的には150万〜200万ってところでしょうか。

しかし、もっと象徴的な意味があります。

当時、イスラエルでは奴隷一人の値段が銀貨30枚だったそうです。

つまり、イエス・キリスト様は奴隷一人分の値段で裏切られた。

ということになります。

なんとも象徴的ではありませんか。

さらに、イエス・キリスト様の約500年前に活躍していたゼカリアという預言者がこんな事を書いております。

 『私は彼らに言った。「あなたがたがよいと思うなら、私に賃金を払いなさい。もし、そうでないなら、やめなさい。」すると彼らは、私の賃金として、銀三十シェケルを量った。』(ゼカリア書 11章12節)

ここでも銀貨30枚が出てきました。

と言いますか、

とにかく何でもかんでも銀貨30枚ってことにしてたのでしょう。

伝統的にです。

これで、3曲目の第一場面が終わりました。なかなか緊張感のある場面です。

画像

裏切りの対価として銀貨30枚を受け取ったユダ、János PenteleiMolnár、1909年

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:P._Moln%C3%A1r_The_Thirty_Pieces_of_Silver_1909.jpg#/media/ファイル:P._Molnár_The_Thirty_Pieces_of_Silver_1909.jpg

 


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