皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、シュッツのマタイ受難曲はマタイによる福音書に書かれているドイツ語にメロディーをつけております。
ですから、この曲を聞くとイエス・キリスト様が十字架で処刑される直前に何が行われていたかがわかります。
しかも、いつそれが行われたかまでわかります。
ただし、現在使われているカレンダー的には正確にはわかりませんが、
ユダヤ教の過越の祭りの直後に行われたことはわかります。
過越の祭りの起源は今から4000年前に遡ります。
その頃、イスラエル人(ユダヤ人)はエジプトで奴隷生活をおくっておりました。
これを哀れに思った神様はモーセという預言者を送ります。
モーセはエジプトの王様にイスラエル人を解放するように訴えます。
しかし、そんな訴えはハエを払うように却下されます。
そうするとエジプトに災いが起きるぞと脅します。
しかし、王様は無視します。
そうすると脅しが脅しではなくなります。
実際に災いが起こってしまいます。
それが、十の災いと言われるものです。
その1から9が
- ナイル川の水を血に変える(7:14-25)
- 蛙を放つ(8:1-15)
- ぶよを放つ(8:16-19)
- 虻を放つ(8:20-32)
- 家畜に疫病を流行らせる(9:1-7)
- 腫れ物を生じさせる(9:8-12)
- 雹を降らせる(9:13-35)
- 蝗を放つ(10:1-20)
- 暗闇でエジプトを覆う(10:21-29)
()の数字は旧約聖書の出エジプト記の記載場所です。(出エジプト記 第7章14節〜第25節)
です。
しかしこの程度でエジプトの王様は引き下がりませんでした。
そして、最悪の災いがおきます。
画像
“エジプト第七の災い”、ジョン・マーティン、1824年
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Martin,_John_-_The_Seventh_Plague_-_1823.jpg#/media/ファイル:Martin,_John_-_The_Seventh_Plague_-_1823.jpg