甘霧庵

我が故郷 五条市 その49 安易に「はい」と言ってはいけません。後悔します。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、日本一地味な中学2年生だった私にほんの3時間前に出会った彼女。

この彼女は、あろうことかとんでもないことを言ってのけました。

彼女は彼女の母親に

「だって、私たち付き合ってるもん。」

この言葉は30年以上経った今でも耳にこびりついています。

また、その時の彼女の母親の返事がめんどくさい。

「あら、そうなの。そんな気がしたわ。今までの子とはちょっと違うもん。よくあなたの話を聞いてるわ。」

その時からしばらくの記憶は鮮明に残っております。

まず、彼女の母親は私の顔を覗き込み

ママ「この子、人との会話が下手で友達ができにくいのよ。でもあなたはこのお店まで来た。私は嬉しいわ。よろしくね。」

私の心の声「出来にくいのね。でしょうね。」

私の外の声「彼女の話は楽しいです。」

彼女「そうでしょ。だから付き合ってるの。」

私の心の声「ひょっとして、付き合うとは話を聞くだけでいいのかな?」

私の外の声「あ、付き合うは話を聞くって事なのね。」

彼女「あら、違うわよ。付き合うは付き合うよ。」

私の心の声「やっぱり違うんだ。」

私の外の声「そうだね。」

ママ「じゃあ、もう帰る?」

私の心の声「帰ります。」

私の外の声「帰ります。」

彼女「じゃあね。明日学校で会いましょ。」

私「はい」

はいと言ってしまいました。

続く。

 

 

 


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