皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、日本一地味な中学2年生だった私にほんの3時間前に出会った彼女。
この彼女は、あろうことかとんでもないことを言ってのけました。
彼女は彼女の母親に
「だって、私たち付き合ってるもん。」
この言葉は30年以上経った今でも耳にこびりついています。
また、その時の彼女の母親の返事がめんどくさい。
「あら、そうなの。そんな気がしたわ。今までの子とはちょっと違うもん。よくあなたの話を聞いてるわ。」
その時からしばらくの記憶は鮮明に残っております。
まず、彼女の母親は私の顔を覗き込み
ママ「この子、人との会話が下手で友達ができにくいのよ。でもあなたはこのお店まで来た。私は嬉しいわ。よろしくね。」
私の心の声「出来にくいのね。でしょうね。」
私の外の声「彼女の話は楽しいです。」
彼女「そうでしょ。だから付き合ってるの。」
私の心の声「ひょっとして、付き合うとは話を聞くだけでいいのかな?」
私の外の声「あ、付き合うは話を聞くって事なのね。」
彼女「あら、違うわよ。付き合うは付き合うよ。」
私の心の声「やっぱり違うんだ。」
私の外の声「そうだね。」
ママ「じゃあ、もう帰る?」
私の心の声「帰ります。」
私の外の声「帰ります。」
彼女「じゃあね。明日学校で会いましょ。」
私「はい」
はいと言ってしまいました。
続く。