甘霧庵

ハインリヒ・シュッツ その16 「マタイ受難曲」 3、最後の晩餐 弟子たちの不安と焦りがよく描かれております。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、いよいよ最後の晩餐が始まります。

この最後の晩餐で2つの事件が起こります。

まずは、イスカリオテのユダによる内通が始まります。

ただ、イエス・キリスト様はすべてお見通しで、内通を許します。

まずは、マタイの福音書をご紹介します。

26章21節22節です。

「そして、一同が食事をしているとき言われた、

『特にあなたがたに言っておくが、あなたがたのうちのひとりが、わたしを裏切ろうとしている』。

 弟子たちは非常に心配して、つぎつぎに

『主よ、まさか、わたしではないでしょう』

と言い出した。」

シュッツの作品では弟子たちのリアクションが非常に上手く描写でしております。

この時、弟子は12人いたそうです。

その12人が次々に『主よ、まさか、わたしではないでしょう』

ドイツ語では『Herr, bin ich‘s?』と歌います。

しかし、そこは天才の作品です。

輪唱のような形で始まりますが、

最後は綺麗なハーモニーで終わります。

短い合唱ですが、弟子たちの不安と焦りがよく表されていると思います。

それに対して、イエス・キリスト様の次のお言葉が有名なお言葉です。

それについてはまた次回にいたしましょう。

引用画像

クレタのセオファニスによる機密制定の晩餐のイコン。16世紀のもの。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Last_Supper_by_Theophanes_the_Cretan.jpg#/media/ファイル:Last_Supper_by_Theophanes_the_Cretan.jpg


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