皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、彼女の衝撃の告白に対し、
安易に「はい」と言ってしまった中2のオタクな私。
家に帰って、机に向かって
その日の出来事を振り返りました。
幸い、この出来事が起こったのは今から38年前です。
スマホのない、黒いダイヤル式の電話の時代です。
家の電話番号を教えるほど私も愚かではありません。
つまり、私から彼女の家に電話しない限り、
安全だということです。
誤解されないでください。
彼女が嫌いではないのです。
むしろ、初恋でした。
しかし、恋愛どころか
女子と話した事もないのです。
どうしていいのかわからない。
とにかく、とんでもないことになってしまった。
明日、学校に行くのがちょっと怖い。
どう振る舞えばいいのか?
友達はほとんどいませんでした。
だから、からかわれることはないでしょう。
でも、不良に目をつけられるんじゃないだろうか、
不良に目をつけられたら、
もう、私の中学人生は終わりだ。
もう、学校帰りに図書室で
「世界の地理大図鑑」と見ることも、
「世界の航空機大解説」を読むことも、
「世界の毒のある生物大集合」をめでることも出来なくなるのでしょうか。
そうなると、何を楽しみに今後の人生を過ごせばいいのか、
あの日の夜は本気で悩みました。
そして、月曜日の朝です。