皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、恐怖の月曜日です。
私の中のブラックマンデーです。
いつも通り目覚め、
学校に向かいます。
その日は、私の心情とは裏腹にどこまでも晴れ渡った素晴らしい秋晴れでした。
私は家を出ると、いつもの通学路をほとんど無意識に学校まで歩いて行きました。
特になんの感情もありません。
私は当時、ほとんど友達がいなかったので、
誰かに声をかけられるということは滅多にありませんでした。
しかし、校門に到着すると、
「おはよー」とでっかい声。
振り返ると昨日のマシンガンが満面の笑みでこっちにやってきます。
嫌な顔はできません。
でも、どうしたらいいのかも分かりません。
ただ、ラッキーなことに私は2年生、
彼女は3年生です。
校門から下駄箱まで一緒に歩けば、
あとは別々の教室に分かれます。
その間もあのマシンガンは唸り続けています。
そして、恐怖の言葉を残して行きました。
「じぁね、授業が終わったらここで待っててね、一緒に帰りましょ。」
私に言えることは、「ハイ」だけでした。
困りました。
もう、授業は上の空です。
恋をすると上の空になると聞いたことがあります。
本当のことだったんですね。
放課後が怖くなってきました。
続く。