皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、何回かに分けてご紹介してきました「ブリュールのアウグストゥスブルク城と別邸ファルケンルスト」ですが、
18世紀初頭に大金持ちの間で流行った建築様式の典型であります。
バロック様式で外側は比較的控えめにして、現代の日本の市役所みたいな感じにしておいて。
その代わり、内装は極限にまで派手やかに華やかに曲線美を前面に出します。
そうすることで、来客者を驚かせるためだけにそのように設計されております。
そして、建物の2階や3階から外を見ると
そこには内装だけでなく、庭園すらもバロック風のシンメトリーに
そして、曲線美を基調としたロココ風の風景画が現れます。
さらに目を挙げると、そこには元々そこにある自然と人工的に創作した庭園との調和した独特の風景も目に飛び込んできます。
つまり視線を帰ることで見える風景を変える演出をしている訳です。
さらに、自然の森を超えたところに鷹狩りの別邸を作ります。
そこは、本宅とは一転してロココ風ではありますが、
かなりアジアンなテイストを入れてエキゾチックな雰囲気を演出します。
で、ここは本宅ではできないイケナイことをするにはピッタリです。
そんな内装、庭園、別宅をセットにした大邸宅は当時のステイタスだったかもしれません。
実際、ここは1994年まで迎賓館として使われたみたいです。
そんな建築美が評価され1984年に世界遺産に登録されました。
画像
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Schloss_Augustusburg,_Ostseite.jpg#/media/ファイル:Schloss_Augustusburg,_Ostseite.jpg