甘霧庵

我が故郷 五条市 その54 どんな嫌なことでも慣れてしまえば、心地よいものです。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、よく喋る彼女を初めて家まで送ることになりました。

当然、強烈なマシンガンは火を吹き続けております。

ただ、マシンガンが火を吹き続けている間は安全です。

それは、彼女の神経がこっちに向いているからです。

しかし、時折このマシンガンが止まる時があります。

それは彼女の友達に会った時です。

この瞬間、彼女のマシンガンは彼女の友達にむき始めますが、

彼女の友達の興味の先は私に向けられます。

彼女の友達の話を盗み聞きして結果。

彼女には彼氏みたいなのは今までいなかったこと。

彼氏どころか男子を寄せ付けなかったこと。

その原因が彼女のマシンガントークを嫌がるということ。

そして、私はそのマシンガントークを聞くことは

苦しくはありますが、

耐えられないほど耐えられないほどのことでも無いこと。

と言ってました。

よくわかっております。

確かに苦痛ではありますが、耐えられないわけではありません。

と言いますか、

この頃になるとこのマシンガントークが心地よくなってきました。

しかし、そんなことはどうでもいいのです。

地味に人目に付かずに生きて来たのに、

彼女のマシンガンが止まるたびに人目にさらされます。

この恥辱に耐えなければなりません。

続く。


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