甘霧庵

我が故郷 五条市 その56 うなだれながらも店内に入ることになりました。鍵持ってるとは。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、初めてできた彼女をお宅まで送ることになりました。

彼女のお宅は昼は喫茶店、夜はスナックを経営しておりました。

いわゆるカフェバーです。

と言いますか、

中途半端な田舎には結構多い業務形態ではあります。

そんな業務形態ですので、夕方4時台は喫茶店からスナックに変態する中休みが入ります。

その中休みの時間帯に彼女のお宅に着きました。

これは、ラッキーなことです。

彼女のことは好きですが、

話し始めたら一向に止まらないマシンガントークに耐えるのはきついですし、

もし、彼女の母上様に出会うもんなら、

そのマシンガントークのさらに上をいく

ハイパーマシンガントークに耐えなければならないです。

その状況で、お店が中休みなのはありがたい話ではあります。

お宅まで送るミッションをクリアした私は

「じゃあ、また明日。」と

きびすを返したその時です。

開くはずのない

「close」の札がかかっているドアがゆっくりと開きました。

なんと、彼女はこのお店の鍵を持っていたのです。

「ちょっと、寄って行きなさいよ。」

私に断る権利はありません。

彼女に従う以外の選択肢はありません。

私は若干うなだれながらも、

彼女の後に続いて店内に入りました。

続く。


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