皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、シュパイアー大聖堂の特徴といえば、
ロマネスク様式の建物だということです。
ロマネスク様式とは11〜13世紀の間に流行った建築様式ですが、命名されたのは19世紀に入ってからです。
11世紀と言いますからかなり古い時代の建築様式です。
ロマネスクとは単に「ローマ風」と解釈することもありますが、
19世紀に命名された当時は「堕落し粗野になったローマ風の建築様式」という蔑称としての側面が強く、
その芸術的・建築的価値が評価されるようになるのは20世紀になってからだそうです。
その上で、シュパイアー大聖堂を見ていただきますと。

いかがでしょうか。
このロマネスク様式のあとに流行ったのが、
前にご紹介した「ケルン大聖堂」のゴシック様式です。

違いははっきりとわかります。
確かに、ロマネスク様式の方が粗野で無骨な感じはいたします。
しかし、それは芸術的センスがない訳ではありません。
建築技術が未熟だったのです。
当時も今も権威を建築で表すのに一番手っ取り早いのが、
大きいものを作ることです。
その時に問題になるのが「大きい屋根をどうやって支えるか」ということです。
しかも、教会ですから天井を高くしたい。
さて、どのようにしたのでしょう。
続く。
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https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Speyer_Dom_pano.jpg#/media/ファイル:Speyer_Dom_pano.jpg