甘霧庵

我が故郷 五条市 その60 自分にとって良く無いことでも、他人にはいい事もあります。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、そんなこんなで彼女との共同学習は奇跡的に続きました。

一緒に勉強を始めて最初のテストは2学期の中間テストでした。

テストが近づくにつれて私の方は若干の焦りがありました。

なんと言っても生まれて初めて一人でテスト勉強したのですから。

それでもなんとかかんとか今まで通りの点数をゲットし、

母親からのお叱りも受けず、

担任からも何も注意されませんでした。

本人も一応納得のいく結果でした。

しかし、彼女の方か奇跡が起きたみたいでした。

今までテストであろうが何であろうが勉強なんてしたことが無かったようです。

それが、今回のテストで曲がりなりにも勉強したので

地の這うような点数だったのが、

一応、平均近くまでは行ったそうです。

喜んだのは彼女自身よりも彼女の母親でした。

入試直前の中間テストで、史上最高点を叩き出したのですから。

もう、私に対して好印象どころか救世主かのような接し方です。

それまでは彼女の喫茶店におうかがいしてもコーヒーが紅茶しか出なかったのが

ケーキが出たり、

あんみつが出たり。

甘党の私の心をくすぐるようなことをしてくれました。

もう、こうなったら親も公認です。

次の期末テストも駆り出されることになります。

続く。


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