皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、無実の罪で捕まったイエス・キリスト様は、あれほど慕ってくれていた弟子たちにも見捨てられ、
一人で大祭司カヤパのところで審問を受けることになりました。
シュッツの解釈では、
初め大祭司カヤパは冷静に審問をします。
しかし、これと言って証拠も出てこず、
証言もあやふやで一致しません。
ですから次第にヒートアップしていくと考えたようです。
そして、表情をできる限り出さないト書を歌う福音史家を挟むことで、
ヒートアップをより一層強く表現しております。
そして、イエス・キリスト様の告白で頂点に達します。
「あなたの言うとおりである。
しかし、わたしは言っておく。
あなたがたは、間もなく、
人の子が力ある者の右に座し、
天の雲に乗って来るのを見るであろう。」
これで、大祭司はブチギレます。
まず、前提として大祭司は救い主が来ることを信じております。
しかし、イエス・キリスト様が救い主であるとは思っておりません。
イエス・キリスト様は悪魔の大ボスだと思っております。
ですから、何とか処刑したいわけです。
しかも、この大ボスは大祭司の既得権益をも脅かしております。
となると是が非でも処刑したいのです。
そして、イエス・キリスト様のあの発言です。
これは大祭司にとっては渡りに船でした。
続く。
画像
カヤパの審問を受けるイエス様(Matthias Stom)
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mattias_Stom,_Christ_before_Caiaphas.jpg