甘霧庵

風に吹かれてアンデスへ #80 理想的な社会とはどんなのでしょうか? 

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、ラパスの街を歩きますと

物乞いの多さに驚きますが、

次に驚くのが、

靴磨き屋さんの多さです。

どうやら、

今ではいわゆる靴磨きで、

靴磨き屋さんは地べたに座り、

お客は椅子に座って靴を10cmほどの台の上に置き、

靴を磨いてもらいます。

しかし、私がラパスに行った頃には、

お客さんはテニスの審判が座るような椅子に座ります。

靴磨き屋さんは普通の椅子に座り、

靴を磨きます。

私のつたない説明よりも

画像がありましたのでご覧ください。

テニスの審判の席は大げさでしたね。

とにかく、このような靴磨き屋さんが広場に点々とありました。

これだけ多くの靴磨き屋さんがあって、しかもどの靴磨き屋さんもまぁまぁお客が入っていました。

ということは、

ラパスの方々はとても靴をとても大切にされるのですね。

私のように靴をいたわらないものには靴磨きなどは無縁ですが、

1足の靴を大切にする方なら靴磨きは必須でしょう。

ここにも教えられることがあります。

まず、彼らにとって靴は贅沢品です。

1足買うとできるだけ長く使うためにメンテナンスを怠らず大切に使います。

また、贅沢品を買えるものは靴を買えないものに対し、

靴磨きをさせて靴磨き屋さんの生活を支えています。

前回に続き、

弱者をみんなで支える。

いい社会です。

画像

 

 

 


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