皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、その昔、
と言ってもそんなに昔ではありません。
戦前くらいです。
マウルブロン修道院は非常に優秀な神学校として機能しておりました。
前回はその卒業生ヨハネス・ケプラーをご紹介しました。
今回は一気に時代が下りますが
もうひと方有名人がいらっしゃいます。
ヘルマン・ヘッセです。
ヘッセといえば小説「車輪の下」が有名です。
内容は天才少年が周りの期待を追いきれずに人生を下っていき、
最後は自殺します。
決して明るくはありません。
で、この小説はヘッセの自叙伝的な内容です。
ヘッセは優秀な少年で1891年に14歳でマウルブロン神学校に入学します。
しかし、周りの期待が負い被さり、
それに耐えられなくなって、
この学校を寮を脱走します。
その後、両親から悪魔祓いを受けたことで自殺未遂をします。
なんとか一命を取り留めた後は
色々な職業を転々としながら詩人として作家として作品を発表して成功します。
そして、1946年に「ガラス玉演戯」でノーベル文学賞を取ります。
そして、1962年、85歳で亡くなりました。
皆さんもぜひマウルブロン修道院に思いを馳せながら「車輪の下」でも読んでください。
結構難しいです。
暗いです。
画像
ノーベル賞受賞時のヘルマン・ヘッセ
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Hermann_Hesse_1946.jpg#/media/ファイル:Hermann_Hesse_1946.jpg