皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、ドイツには政府観光局や自治体が設定した「観光街道」というものがあります。
「観光街道」は特定のテーマに従って史跡、遺蹟、風光明媚な風景などを結んだルートのことで、
ドイツ国内で総数150ルート以上あります。
原語のドイツ語では「Ferienstraße」で、日本語に直訳すると「休暇街道」です。
この「観光街道」の中で最も有名なのが「ロマンチック街道」です。
「ロマンチック街道」はドイツ中部のヴュルツブルクから南部のスイスとの国境の街「ヒュッセン」までの観光地を結んでいます。
「ヒュッセン」といえばドイツ屈指の観光地である「ノイシュヴァンシュタイン城」の玄関都市です。
ただ、「ノイシュヴァンシュタイン城」は世界遺産ではありません。
「ノイシュヴァンシュタイン城」は
しかし、もう一方のヴュルツブルクには立派な世界遺産があります。
それが今回から何回かに分けてご紹介する
「ヴュルツブルク司教館、その庭園群と広場」です。
ちなみに、前にご紹介した「ヴィースの巡礼教会」もこの街道沿いにあります。
また、「アウクスブルクの水管理システム」もこの街道にあります。
フランクフルトからヒュッセンまでロマンチック街道を走るバスもあります。
続く。
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https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Romantischestrasse.png#/media/ファイル:Romantischestrasse.png