皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、イエス・キリスト様のユダヤの裁判では「神の冒涜罪」で死刑判決が出されました。
しかし、ユダヤは死刑を執行することはできません。
そこで、ローマから出向しているポンテオ・ピラト総督に判決を託すことになりました。
そこで、ポンテオ・ピラトがイエス・キリスト様を改めて尋問しました。
その尋問でポンテオ・ピラトは何の罪も見出されませんでした。
ここで、不思議な人物が登場します。
ポンテオ・ピラトの奥さんです。
基本的に何の力も権力もない方ですが、
洋の東西、今昔に関わらず、
奥さんの意見が旦那の判断に影響を与えることがあります。
この奥さんが言うには「夢であの方と関わるな」と言われたらしいです。
当然、ピラト総督はばかばかしいと歯牙にも掛けません。
ここで、場面を確認しますと。
ピラト総督が尋問しているところは2階です。
そして、バルコニーがあってその下には庭があります。
その庭にはイエス・キリスト様を死刑にしたいユダヤ人の群衆が、
と言っても、
ほとんどがお金で雇われたサクラです。
そのサクラが庭でワーワー叫んでいます。
つまり、静かな雰囲気で厳かに尋問していた訳では無いのです。
おそらく、ピラト総督自体もイライラしながら尋問をしていたのでしょう。
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「この人を見よ (Ecce Homo) 」エルサレムの人々にイエスを示すピラト(アントニオ・チゼリ画)
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Eccehomo1.jpg#/media/ファイル:Eccehomo1.jpg