甘霧庵

我が故郷 五条市 その69 彼女のわがままを聞くのも大事な仕事です。精一杯です。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、今から35年以上前の奈良県の受験事情は、

まず、推薦入試と言われるものは、

かなり成績が良くないと合格できません。

ですから、原則全員1発入試です。

そして受験生の多くは県立高校を第一志望で、

滑り止めで私立を受験します。

しかも、県立A高校を受験する生徒は私立B高校を滑り止めにするみたいな

なんとなく受験パターンが決まっていました。

そんな中、彼女も例外なくある県立高校を第1志望にして、

ある私立高校を滑り止めにしました。

そして、私立受験の日がやってきました。

この日までに彼女と私は懸命に勉強してきました。

ただ、私は中2ですので受験は次の年ですけど。

いよいよ明日受験というとき彼女の口からとんでもないことが

「ねぇ、受験についてきて」

いやいや。

受験は平日だろ。

平日は中2は普通に学校に行かなきゃダメでしょ。

しかし、彼女はしつこく言い張ってきます。

そこで、折衷案を出しました。

彼女が受験会場集合時間が8時。

そして、学校の校門が開くのが7時半

私は彼女を7時半に校門まで見送り、

そして、学校にダッシュします。

私は8時半までには中学校に帰らなければなりません。

高校から中学までバスで30分。

間に合うのでしょうか。

続く。

 

 

 


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