甘霧庵

ハインリヒ・シュッツ その39 「マタイ受難曲」7曲目「大祭司とピラトの審問」その5

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、結局、イエス・キリスト様の死刑の判決が出ました。

で、ここからが信じられないのですが、

死刑の判決が出たのにもかかわらず、

拷問が始まります。

今の感覚だと信じられないですね。

しかも、判決の出た即日に死刑執行です。

まずは地下の拷問部屋に連れていかれます。

聖書の原文を載せます。

「そこで、ピラトはバラバをゆるしてやり、イエスをむち打ったのち、十字架につけるために引きわたした。

それから総督の兵士たちは、イエスを官邸に連れて行って、全部隊をイエスのまわりに集めた。

そしてその上着をぬがせて、赤い外套を着せ、

また、いばらで冠を編んでその頭にかぶらせ、右の手には葦の棒を持たせ、それからその前にひざまずき、嘲弄して、

「ユダヤ人の王、ばんざい」と言った。

また、イエスにつばきをかけ、葦の棒を取りあげてその頭をたたいた。

こうしてイエスを嘲弄したあげく、外套をはぎ取って元の上着を着せ、それから十字架につけるために引き出した。」

この部分の福音史家の曲が素晴らしいのです。

内容が残酷なだけに旋律は出来るだけ平坦にしています。

それだけに余計に残酷さが強調しているような気がします。

この辺りが天才です。

画像

キリストの鞭打ち (ピエロ・デラ・フランチェスカ)

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Piero_-_The_Flagellation.jpg#/media/ファイル:Piero_-_The_Flagellation.jpg

 


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