甘霧庵

風に吹かれてアンデスへ #87 茹でたとうもろこし「mote(モテ)」はキツいかも。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、ボリビアだけでなく中南米でよく食されるのがとうもろこしです。

言語というのはなかなか興味深くて、より身近なものには同じものなのに違う言い方があります。

例えば、

イネ、モミ、コメ、飯、ご飯、白米、白飯、乾飯などなどです。

しかし、あまり身近ではない「トウモロコシ」は「とうもろこし」以外に表現はありません。

北海道では「トウキビ」と言ったりしますが、

それはせいぜい方言の領域でしょう。

同じようなことが南米では「トウモロコシ」が当てはまります。

スペイン語で「トウモロコシ」はelote

粒状になったのがmaíz 

粒を乾燥させたのがmazorca

茹でてペースト状にしたのがmasa

ペーストにする手前の状態の石灰水で茹でた状態がnixtamal

このように同じとうもろこしでも色々な表現があります。

で、その「とうもろこし」ですが、日本の品種とは随分違っていて粒が大きく、色が白っぽくて味は百合根に近い感じです。

甘味はあまり無いですし、美味しいかと訊かれると、

「はい」とは言いずらいです。

ボリビアではとうもろこしは付け合わせに使われることが多く、

残しても問題ないかなと思いつつも貧乏性の私は「まずい、まずい」と言いながら完食してました。

続く。

画像

茹でたとうもろこし「mote」

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mote_hervido_17052010.JPG#/media/Archivo:Mote_hervido_17052010.JPG


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