皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、ボリビアだけでなく中南米でよく食されるのがとうもろこしです。
言語というのはなかなか興味深くて、より身近なものには同じものなのに違う言い方があります。
例えば、
イネ、モミ、コメ、飯、ご飯、白米、白飯、乾飯などなどです。
しかし、あまり身近ではない「トウモロコシ」は「とうもろこし」以外に表現はありません。
北海道では「トウキビ」と言ったりしますが、
それはせいぜい方言の領域でしょう。
同じようなことが南米では「トウモロコシ」が当てはまります。
スペイン語で「トウモロコシ」はelote
粒状になったのがmaíz
粒を乾燥させたのがmazorca
茹でてペースト状にしたのがmasa
ペーストにする手前の状態の石灰水で茹でた状態がnixtamal
このように同じとうもろこしでも色々な表現があります。
で、その「とうもろこし」ですが、日本の品種とは随分違っていて粒が大きく、色が白っぽくて味は百合根に近い感じです。
甘味はあまり無いですし、美味しいかと訊かれると、
「はい」とは言いずらいです。
ボリビアではとうもろこしは付け合わせに使われることが多く、
残しても問題ないかなと思いつつも貧乏性の私は「まずい、まずい」と言いながら完食してました。
続く。
画像
茹でたとうもろこし「mote」
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mote_hervido_17052010.JPG#/media/Archivo:Mote_hervido_17052010.JPG