甘霧庵

東京探訪 旧〇〇シリーズ 第27弾  番外編 知里 幸恵さん特集です。その5

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、アイヌの天才少女知里幸恵さんが翻訳・編集・推敲作業を続けた『アイヌ神謡集』は1922年(大正11年)9月18日に完成しました。

しかしその日の夜、心臓発作のため死去しました。

元々、心臓に先天性の疾病を抱えていたうえに

大自然の北海道からジメジメ梅雨真っ只中の東京に来たら丈夫な人間でもやられてしまうでしょう。

とにかく彼女は19年の短い人生を閉じました。

知里幸恵さんが完成させた『アイヌ神謡集』は翌1923年(大正12年)8月10日に、

柳田國男の編集による『炉辺叢書(ろへんそうしょ)』の一冊として、郷土研究社から出版されました。

『炉辺叢書』は日本各地の民話を柳田國男先生が色々な作家に委託して編纂した本です。

で、『アイヌ神謡集』の一番最初の説話を紹介します。

 梟の神の自ら歌った謡
     「銀のしずく降る降るまわりに」

「銀の滴降る降るまわりに,金の滴
降る降るまわりに.」という歌を私は歌いながら
流に沿って下り,人間の村の上を
通りながら下を眺めると
昔の貧乏人が今お金持になっていて,昔のお金持が
今の貧乏人になっている様です。

美しくないですか?

そこら辺の作家にはかけません。

画像

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8C%E7%A5%9E%E8%AC%A0%E9%9B%86.jpg#/media/ファイル:アイヌ神謠集.jpg


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