甘霧庵

東京探訪 旧〇〇シリーズ 第31弾  番外編 知里 幸恵さん特集です。その9

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、知里幸恵さんがお亡くなりになったのは、

1922年9月18日です。

19歳でした。

元々、心臓に先天性の大きな病気を抱えており、

東京のお医者さんには「結婚不可」とカルテに書かれていたようです。

直前に登別にいるご両親には、

当初、9月25日に帰省すること、

そして、

帰省したら登別で両親と一緒に静かに暮らすことが書かれておりました。

知里さんは6歳から両親と離れて暮らしていたので、

何とか一緒に暮らしたいと思っていたのでしょう。

ところが、直前になって帰省が10月10日に延期されます。

東京で診断したお医者さんが知里さんの健康状態を診て判断したようです。

9月4日付の両親に宛てた手紙には8月27日にじゃがいもをたくさん食べてしまったこと。

それによって28日の明け方急に具合が悪くなったようです。

手紙にはこのように書かれておりました。

「よあけ頃から胃部が痛くて、

其の為か左右の胸から背骨のあたりから背中一ぱい錐で揉まれる様な痛みを感じて、

縦になっても横になっても仰向けになっても腹這ひになっても立ってもすはってもゐられないで

息もつけない様な苦しみをしました。」

ただ、この症状は一旦おさまります。

続く。

画像

不明 – Facebook – https://www.facebook.com/editorialduino/posts/1002358720168656/, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=4329591による


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