皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、ヴュルツブルク司教の天井画の続きです。
アメリカ部分からさらに首を振りますと。
アジア部分です。
では、ご覧ください。
高い塔が見えますが、
バベルの塔でしょう。
バベルは今のイラクと言われています。
旧約聖書の創世記にバベルの塔の記載があります。
ヨーロッパから見ると今のイラクもアジアです。
その象徴かもしれません。
さらに、その奥に小さく丘の上の十字架が見えます。
この丘は「ゴルゴダの丘」と言われています。
この丘の上でイエス・キリスト様は十字架に架かりました。
ゴルゴダの丘は今のイスラエルです。
イスラエルもアジアです。
次です。
象の鼻をご覧ください。
あんな感じでしょうか?
花壇に水をやるヤツみたいですね。
ティエポロは正確な象を見たことないのでしょうか?
あと、耳もあんな感じでしょうか?
耳が違い過ぎますよね。
そして、その怪しい象の上にアジアの文化の象徴である女神が乗っております。
この女神はアジアンビューティーって感じがよく出ている感じがします。
決して目鼻立ちはあまりはっきりしているわけではなく、
それでいて美しく描かれていると思います。
ティエポロは意外と女性を描くのが上手いのかもしれません。
アジアは面白いので、
もう一回。
続く
画像
Von Myriam Thyes – Eigenes Werk, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=51453124
Von Myriam Thyes – Eigenes Werk, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=51453126
Von Myriam Thyes – Eigenes Werk, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=51453127
Jayanand Govindaraj – originally posted to Flickr as Asian or Indian Elephant, CC 表示-継承 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=8109497による