甘霧庵

ハインリヒ・シュッツ その50 「マタイ受難曲」8曲目「十字架」その12

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、エリヤさんのご紹介の続きです。

エリヤさんの逸話で最も面白いのが、バアルの神官との対決です。

この当時(紀元前850年ごろ)のイスラエルでは邪教とされていたバアルの神官450人

と同じく邪教とされていたアシュラの神官400人

さらにイザベラの取り巻きをカルメル山の頂上に集めました。

カルメル山はイスラエルにある山です。

下の画像をご覧ください。

ダイヤモンドヘッドみたいですね。

とにかくここにライバルの神官たちを1000人ほど集めます。

そして、

エリヤはとんでもないことを言い放ちました。

「 われわれに二頭の牛をください。

そして一頭の牛をバアルの神官とアシュラの神官に選ばせ、

それを切り裂いて、

たきぎの上に載せ、

それに火をつけずにおかせなさい。

わたしも一頭の牛を整え、

それをたきぎの上に載せて火をつけずにおきましょう。

こうしてあなたがたはあなたがたの神の名を呼びなさい。

わたしは主の名を呼びましょう。

そして火をもって答える神を神としましょう」。

どうです。

どんでもないことです。

これにはバアルの神官もアシュラの神官も

そして何よりアハブ王がブチギレです。

売られたケンカは買っちゃいます。

さて、結果はどうなったでしょう?

続く。

画像

Chadner – 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=4659486による

By Bernard Gagnon – Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=11546012

 


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