皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、結構長期にわたってドイツの世界遺産をご紹介してまいりましたが、
いかがでしたでしょうか。
ドイツは第二次世界大戦でイギリス軍から空爆を受けたこともあって、
いくつかの貴重な建造物が破壊されました。
その中で生き残ってきた建造物が美しく保たれているのは、
ドイツの方々の歴史的建造物に対する思いが強いのかもしれません。
しかも、歴史的に見て、
一時期はヨーロッパ建築の最先端を担っていた時期もありますので、
建築様式もロマネスクからゴシック、バロック、ロココ
さらに近代的な工場や近代建築などもあります。
ところで、
実はドイツには面白い世界遺産があります。
その中でも群を抜いて面白いのが
「ドレスデン・エルベ渓谷」です。
こちらは数ある世界遺産の中でも
一度、世界遺産に登録されながらも
2009年6月25日、第33回委員会で世界遺産リストからの抹消が決議されました。
一度登録された世界遺産が
その後、登録が抹消されたのは3件しかありません。
世界遺産は2022年には1154件もありますので、
抹消された世界遺産は激レアです。
今度、抹消された世界遺産特集をしてみようかとも思っております。
次回から「古都京都の文化財」の後半戦です。
お楽しみに。
画像
ドレスデン・エルベ渓谷
Martin Röll Martinroell – 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=204330による