皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、天才作曲家シュッツの傑作「マタイ受難曲」をご紹介してきましたが、
あまりにも脱線しております。
しかしながら、
私は脱線が大好きです。
本筋を離れ、
そこから色々話題を膨らませるのも一興でしょう。
と言い訳を書いたので、
エリヤの逸話の続きをご紹介いたします。
聖書の神様の預言者エリヤVS新興宗教バアル教・アシュラ教
この世紀の一戦の先攻はバアル・アシュラ連合軍
薪を組みその上に処理を施した雄牛を乗せてバアルの神様に火をつけるようにお祈りします。
しかし、待てど暮らせど何も起こりません。
列王記第一18章28/29より
「そこで彼ら(バアルの神官・アシュラの神官)は大声に呼ばわり、
彼らのならわしに従って、
刀とやりで身を傷つけ、
血をその身に流すに至った。
こうして昼が過ぎても彼らはなお叫び続けて、
夕の供え物をささげる時にまで及んだ。
しかしなんの声もなく、
答える者もなく、
また顧みる者もなかった。」
怖いですね。
ただお祈りするだけでなく、
自分の体を傷つけてお祈りをする。
おぞましいですね。
ま、日本の修行僧が極寒の冬に滝に打たれながら祈祷するのも似ているのかもしれません。
自分の体を犠牲に祈願する。
やりすぎとは思いますけど。
続く。