皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、樋口一葉さんは前回ご紹介した本郷菊坂(現文京区本郷4丁目辺り)で極貧生活をしておりました。
そのころは針仕事や下駄を作る内職をしながら、
足りない時は借金もしていたいたそうです。
その頃から小説を書き始めたそうですが、
なかなかうまくいかず、
たまに採用されても原稿料は借金の返済に充てられたそうです。
そして生活苦打開のため1893年(明治26年)7月、
下谷龍泉寺町(現在の台東区竜泉)でほうきやおけなどの新物と駄菓子を売る雑貨店を開きます。
翌年1月には近所に同業者が開業したため、商売が苦しくなります。
1894年(明治27年)5月には店を引き払い、
本郷区丸山福山町(現在の文京区西片一丁目)に転居します。
そしてここでお亡くなりになります。
マップをご覧ください。
現在はこの場所はスーパーマーケットになっておりますが、
この場所にはちゃんと看板が あります。
そして碑もあります。
この時、
樋口一葉さんは22歳です。
まだまだ若くて才気溢れる若者です。
そして、この頃から本格的に小説家として歩み始めます。
一葉研究家の和田芳恵先生によりますと、「奇跡の14ヶ月」だそうです。
つまりこの時期に傑作を次々生み出されます。
続く。