甘霧庵

風に吹かれてアンデスへ #104 自体はどんどん最悪の方に行ってしまいました。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、おしゃれなカフェで不覚にも鼻血を噴射してしまった私は

退屈そうなボリビア人に囲まれてしまった挙句

店長が救急車を呼んでしまいました。

私はというと情けないことに店内の窓際にある長ソファーに寝かされてしまいました。

これを避けたかったんですが、

あれよあれよと言うまに最悪の方に動いてしまいました。

そして、悪魔のサウンドが、

救急車の到着です。

ボリビアの救急車ってピーポーの間隔が日本より長いんです。

ピーーーポーーーって感じです。

もう、気絶しそうです。

店内に突入してきた救急隊員は顔面血だらけの私を見ると

笑いをこらえているのが丸わかりです。

それでなくても恥ずかしくて顔面に血が行っているのに、

恥ずかしくて血の巡りがもっと良くなってしまい、

出血が倍増したかのような感じでした。

しかし、処置はただコットンを鼻に詰めるだけ。

あっという間に救急隊員は爆笑しながら去って行きました。

しかも、私には聞き取れないスペイン語で店内に大きな声で何かを言っていました。

その言葉に店内は大爆笑。

どこからともなく拍手まで。

そのうち、英語の話せるサラリーマン氏が耳打ちしてくれました。

「さっきの救急隊、『最短記録を達成した』って言ってたぞ。」

続く。

 

 

 


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