甘霧庵

古都京都の文化財 東寺 その6 当時は運が良いです。ただし、運も実力のうちです。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、東寺は京都駅の南側にあり、

近鉄京都線の東寺駅から歩いてすぐのところにあります。

近鉄京都線に乗って京都駅が近づきますと東寺の五重塔が見えてきます。

私は奈良県五條市出身ですので、

東京に行く際は近鉄京都線で京都に向かい

そこから新幹線に乗ります。

ですから、

東寺の五重塔が見えてくると

いよいよ乗り換えって感じです。

そんなこともあってか、

東寺といえば五重塔です。

この五重塔は残念ながらオリジナルではありません。

5代目です。

4回災難にあっています。

しかし、その度に再建されております。

つまり、そのくらい京都の人々に愛されてきたわけです。

では、なぜこれほど愛されたのでしょう。

それは、このお寺が嵯峨天皇から弘法大師空海に下賜されたからです。

空海様は現役の時も人気がありましたが、

平安末期から鎌倉初期にかけて大空海ブームがやってきます。

この頃、東寺は衰退していたのですが、

このブームのおかげで息を吹き返します。

一方、西寺は衰退したまま消えて行きます。

その後、室町時代に入っても

後宇多天皇・後醍醐天皇・足利尊氏などの時の権力者によって保護されます。

しかし、多くの京都の寺院同様、

戦国の世の中に入ると試練に遭います。

続く。

 

 


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