甘霧庵

聖書のお話 vol3 旧約聖書の歴史はやっぱり古かった。古式ゆかしい伝統があります。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、旧約聖書の成立は諸説ありますが、

最有力なのは紀元前300年頃から200年ごろにかけて、

72人の天才が集まって編纂されました。

つまり、いろいろな文献から

「これは信頼できる文献だ。」

「これは眉唾だな。」

「これは微妙だな。」

と会議をします。

この72人というのが実はミソです。

そもそも旧約聖書はイスラエル人に与えられたものです。

で、イスラエル民族は12の部族に分かれております。

そして、この部族からそれぞれ6人ずつ選出して会議が開かれたわけです。

つまり、12✖️6=72人です。

で、端数を切り落として、

70人訳聖書と言われております。

(これに関しては、70人が会議をして、2人が使者として採用されたという説もあります。

つまり、肉体労働が2人、頭脳労働が70人ってとこでしょう。)

ところで、70人訳は「約」ではなく「訳」なんです。

つまり、翻訳されています。

ただ、編纂しただけでなく翻訳までしております。

旧約聖書は元々アラム語とヘブル語で書かれておりました。

しかし、当時の国際語はギリシア語でしたので、

編纂して翻訳までしました。

そして完成したのが現在使われている旧約聖書の元本になっております。

続く。

 

 


Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA