甘霧庵

風に吹かれてアンデスへ #106 からかい作戦第1弾は英語わからない作戦です。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、ラパスについて1週間ほどたった頃、

ついにその時がやってきました。

ニセ警官とその相棒です。

ニセ警官は悪役商会の千本松喜兵衛にそっくりの二重顎に巨大な腹、

そして、よくある上が茶色で下が透明なサングラスをしたおっさんです。

どうみても運動不足で頭が悪そうなオヤジです。

多分走れば勝てます。

それに、その相棒は大泉滉みたいなやつで顔色が悪くガリガリで猫背で、

ヒョロヒョロの口髭が申し訳なさそうに風になびいておりました。

どうみても運動不足で頭が悪そうなオヤジです。

つまり、二人とも決して体力がなさそうで頭が良くありません。

ですから、簡単に逃げられそうです。

どうやら武器らしい武器も持っていない様ですし、

しかも、街のど真ん中で暴力沙汰を起こしたら

彼らの人生はもう終わりです。

頭が悪いと言ってもここまで悪くはないでしょう。

では、まず第一弾。

英語がよくわからないフリ作戦決行です。

ニセ警官「私は麻薬警官だが、お前のカバンをチェックさせてもらう。」

私「はい、観光です。」

ニセ警官「いや、そうではなく。お前のカバンをチェックする。」

私「はい、1週間です。」

ニセ警官「だから、お前のカバンをチェックする。」

私「日本から来ました。」

おっさんはブチギレそうです。

続く。


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