甘霧庵

ハインリヒ・シュッツ その56 「マタイ受難曲」8曲目「十字架」その18

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、エリヤVSバアル・アシュラ神官の戦いは、

先攻バアル・アシュラ神官のお祈りは朝から始まり夕方までかかりました。

しかし、成果は全く無く薪の上に置いた生贄に神の炎は降りてきませんでした。

おそらくこの時間になるともうお肉の腐った匂いが周りに漂っていたかもしれません。

そして、満を持してエリヤの番がやって来ました。

エリヤはまず生贄の上に水をかける様に言います。

それも、3回も繰り返し繰り返し、

もう、周りはびしょびしょです。

こうなると現代の火炎放射器でもない限りこの薪と生贄に火はつきません。

これを見てバアル・アシュラの神官はどう思ったでしょう。

「あいつはバカだな。

あんな水浸しにして火がつくと思っているのか。

俺たちが1000人寄ってたかって半日かけても

何にも起こらないのに。」

そんな感じでしょうか。

エリヤはそんなバアル・アシュラ神官を横目に聖書の神様にお祈りをします。

祈りの言葉を終えると同時に天から火柱が「ドーーーーン」

聖書の記述では

生贄はもちろん

薪もぶっかけた水も

周りの石まで何から何まで

舐め尽くしてしまいました。

舐め尽くしたんです。

うまいソースがかかった皿みたいな感じです。

続く。

 


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