甘霧庵

風に吹かれてアンデスへ #108 粋でいなせなアニいで敵を煙に巻きます。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、ボリビアの街中でニセ警官に鞄の中を見せろと言われました。

で、反撃としてできるだけ流暢なスペイン語で

「私のホテルまで来てください。そこでカバンの中を見せます。」

と言います。

「Ven a mi hotel. Te mostraré el interior de mi bolso en el hotel.」

ボリビアは決して安全な国ではないので、

スペイン語をしっかり勉強していかなければならないです。

その努力が報われました。

それまで、アワアワしていた人間が急に流暢にスペイン語を話し始めたので、

ニセ警官のメタボ親父もその相方のヒョロヒョロ親父も唖然としています。

この間にさっさとホテルに向かいます。

この時、できるだけ堂々と

風を切るように

粋でいなせな歩まなければなりません。

まさに

「刺繡(ほりもの)だらけの鯔背(いなせ)な哥々(あにい)」

って感じです。

かっこいいですね。

完全に凹んだメタボヒョロヒョロコンビが目に浮かびます。

相手はニセ警官詐欺師です。

後ろめたさがあるに決まっています。

ホテルまで着いては来ないでしょう。

これで、完全勝利です。

しかし、すぐに呼び止められます。

続く。


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