皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、南米ボリビアの首都ラパスの街中で、
メタボのニセ警官とヒョロヒョロ相方に捕まってしまいました。
ニセ警官が言うには、
私が麻薬を持っているかもしれない。
だからカバンの中を見せろ。
と言うことです。
カバンの中を見せた瞬間にお金を盗まれるのは目に見えております。
額に大汗かいて稼いだ貴重なお金をみすみす奪われるのは、
はらわた煮えくり帰ります。
私はのらりくらりと言を左右にするに過ごしていますと。
とうとう、メタボがブチギレました。
メタボは口角泡を飛ばして、
スペイン語で口撃してきました。
ただ、私には何を言っていたのかはさっぱりわかりませんでした。
そして、
ついに私のカバンを奪ってしまいました。
ここでカバンを奪われてはいけません。
私も反撃しました。
人の往来の激しいラパスの街中で
メタボと謎の日本人がカバンの綱引きです。
こんなことはラパスでは日常茶飯事みたいで、
周りの人は見て見ぬふりどころか、
見てもガン無視、
と言いますか、
日常の風景の一部としか思っていないようでした。
「カバンが壊れてしまう。」
ここで私の心に一瞬の隙ができてしまいました。
手を離してしまいました。
もう、諦めました。
続く。