甘霧庵

我が故郷 五条市 その87 彼女は自分が合格していることを知りません。どうしようかな。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、奇跡の特進性の合格を勝ち取った彼女。

その結果を伝えに行くことにします。

ただ、普通に伝えても面白くありません。

そこで、落ちた風にトボトボ歩いて彼女のところに行きます。

彼女「どうだった?」

私「うん・・・。」

彼女「ダメやったんやね。」

私「・・・・・。」

彼女「どうしよう。」

私「一応、自分でも確認してみたら。」

彼女「そやね。」

私は吹き出しそうになるのを必死に堪えて彼女を掲示板まで連れて行きます。

当然見せるのは普通科の掲示板です。

彼女は自分の受験票と掲示板を穴があくほど確認しています。

しかし、掲示板に受験番号はありません。

目には涙があふれそうになっておりました。

もう、私は暗い顔をするのが必死です。

彼女が踵を返して帰ろうとしました。

そこで、笑いを堪えて

「ね、一応、特進生の掲示も見てみたら。」

「ある訳ないやん。」

そんなことを言いながら

ほとんど可能性の無い特進生の掲示を確認し始めました。

「やっぱり無いやん。」

ちょっと怒ってます。

無い物だと思いこんでいます。

私は受験票を奪い、掲示板の1234と書かれているところまで行き、

番号を指差し彼女に合格したことを教えました。

続く。

 

 


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