甘霧庵

風に吹かれてアンデスへ #116 旅は道連れ、世は情け。一期一会。なんとでも言えます。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、コロイコ行きのバスの待合室にはラパスからコロイコに帰るであろう地元民がちょっと疲れた表情をしながらバスを待っていました。

彼らは、

と言ってもほとんどが子供を連れたお母さんたちで、

コロイコで取れた名産品や野菜をラパスで売って帰る人たちでした。

その中にたった一人観光客と思われる白人がいました。

彼は人懐っこい笑顔を見せながら近づいてきました。

先日、偽警察に酷い目にあったばかりですから、

この笑顔の裏側ではちょっとだまして金を巻き上げようとしているかもしれません。

私の緊張感は一気に上がりました。

彼は笑顔をさらに輝かせながら私に話しかけてきました。

彼の名前はサイモン。

出身はロンドン。

フリーのカメラマンで、

ボリビアには新しい写真集のため編集者と一緒に来たみたいですが、

仕事がひと段落ついたので、

しばらく南米で遊ぶ予定だそうです。

どうやら彼には悪意は無いようです。

となると、旅は道連れ、一期一会です。

よく話すととても良い人です

しかも、とても聞き取りやすい英語を話しますし、

私のつたない英語も我慢強く聞いてくれます。

やはり英語はイギリス英語に限ります。

楽しい旅になりそうです。

 

 

 


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