甘霧庵

風に吹かれてアンデスへ #117 食えんもんは食えん。でも、吐き出したくはない。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、ボリビアの逆避暑地コロイコ行きのバス。

その待ち合わせ室で出会ったロンドン出身のサイモン。

綺麗な色のブロンド金髪。

その金髪がかなりの癖毛。

それを肩まで伸ばしています。

昔の吉田拓郎さんみたいな髪型です。

顔はジョンレノンみたいなメガネ。

ブルーの瞳。

高いけれども鋭くはない鼻。

少しコケた頬。

薄い唇。

鋭い顎。

その昔、

NHKでやっていたアニメ「ふしぎの海のナディア」に出ていたジャンにそっくりでした。

彼はびっくりするほどのでかいリュックを背中に担ぎ、

腹側には普段使いのリュックを担ぎ、

薄めのフリースを着ていました。

彼は待合室に入ってきた売り子のおばちゃんから謎のハンバーガーを買い、

お口に合わなかったみたいで、

険しい表情で食べていました。

彼はそのハンバーガーを半分ほど食べて

私に向かって「半分食べない」と提案してきましたが、

私はどんな味をするのかという好奇心と

他人の食いのこしを食べるという恐怖との戦いで、

好奇心が勝ってしまい、

ちょっと、かじってしまいました。

確かにクセのあるハンバーガーでした。

これが難しいですね。

吐き出すのは当然NGです。

でも、飲み込めない。

内蔵が押し返してる。

続く

 

 

 


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