甘霧庵

ジャン=バティスト・リュリ その7 1600年代のフランスはゴタゴタがありました。チャンスもありました。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、1646年リュリは大貴族であるアンヌ・マリー・ルイーズ・ドルレアンに引き取られ、

そこで、ずいぶん可愛がってもらいました。

アンヌさんは才能豊かなリュリに音楽教育だけでなく、

詩や踊りのお稽古もさせていたみたいです。

リュリはこの時期にどんどん才能を育てていきます。

ところで、1643年にルイ13世が逝去し、当時4歳だったルイ14世が国王に即位します。

当然、4歳の子供に執政などできず、

母親のアンヌ・ドートリッシュさんが摂政になります。

そして、当時ルイ14世の教育係だったジュール・マザランさんがアンヌ・ドートリッシュさんの相談役になります。

おそらくこの二人かなり怪しい関係だったと思われます。

アンヌ・ドートリッシュさんが1601年生まれ、

ジュール・マザランさんが1602年生まれです。

アンヌ・ドートリッシュさんはスペイン生まれ

ジュール・マザランさんはイタリア生まれと二人ともフランス人ではありません。

しかも、アンヌ・ドートリッシュさんはルイ13世と政略結婚したため、

決して二人の仲は良くなかったこともあって、何かしらの関係があってもおかしくありません。

リュリの運命が大きく変わる出来事があります。

画像

晩年のアンヌAttributed to シャルル・ボーブラン – [1], パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=5122882による


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