甘霧庵

東京探訪 旧〇〇シリーズ 第59弾 気の弱い人をいじめてはいけません。大爆発の危険があります。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、浅野内匠頭は天皇家からの使者の接待役を言い渡されました。

浅野内匠頭は決して豪胆な人ではなく、

どちらかといえば心の優しい人物だったのかもしれません。

それだけにそのプレッシャーに押しつぶされそうになっていたと思われます。

さらに、その接待は古式正しく行われることになっており、

その指南役が吉良上野介でした。

ここにとんでもない不幸がありました。

今風に言いますと、

パワハラに近いことを受けていたと思われます。

そして、さらに浅野内匠頭に第3の不幸が襲います。

浅野家にとって接待役は2度目のことでした。

この時、日本全体の物価が高騰しておりました。

それでなくても決して裕福な浅野家なのに

物価の高騰で食材をはじめ、

食器や什器、寝具に身の回りの小物まで

これでもかと高騰していたはずです。

もう、浅野内匠頭の頭はパンパンだったことでしょう。

そこに、吉良上野介の嫌味が炸裂したのでしょう。

これが引き金になってしまいました。

松の廊下であの事件が起きてしまいます。

特に気の弱い人はストレスが溜まりに溜まって、

限界値まで達すると

一気に狂気の沙汰を行ってしまいます。

刃傷は決して良いことではありません。

しかし、同情もできます。

続く。

画像

松之大廊下模型(拡大)

Gryffindor – 投稿者自身による著作物, CC 表示 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=6619571による


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