甘霧庵

冬と言えばビーチボーイズ NO46 今の感覚でもおかしなコンサートツアーです。当時はもっとおかしな感覚だったでしょう。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、1968年5月から始まった「The Beach Boys’ 1968 US tour with Maharishi Mahesh Yogi」は当時の評論家からは

「この時代で最も奇妙なエンターテイメントの一つ」と評されました。

確かに現代の感覚でも、

私のようななんでも受け付けるようにしている感覚のものでもおかしなコンサートでした。

コンサートは約2時間。

まず前半45分はビーチボーイズの普通のコンサート。

間に少し休憩を入れて、

後半はマハリシ・マヘシ・ヨギ師匠の瞑想の講義です。

大体、ビーチボーイズの客層はどちらかといえば、

チャラ男、チャラ子です。

そんな客層に瞑想の講義なんてじっとしてられないでしょう。

さらに、ウィリアム・ライスという評論家の言葉を借りると

彼はワシントン・ポストへの書評の中で、

「劣悪なサウンドシステム、

リハーサル不足のバックミュージシャン、

そしてビーチボーイズの調子の狂った歌唱を挙げて、

バンドの40分間のパフォーマンスをひどい」と評したそうです。

さらに、とうのマハリシ師匠は自分のドキュメンタリー映画の撮影が並行して行われていました。

師匠はそちらの方が気になっていたようです。

続く。

画像

By Ben Merk (ANEFO) – GaHetNa (Nationaal Archief NL) 920-6593, CC0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=37442888


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