甘霧庵

風に吹かれてアンデスへ #131 「悲壮」とはこの事です。やっと分かりました。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、世界一の道ユンガスの道にはところどころお花が供えられております。

当然これはこの道から転落し、お亡くなりになった方に手向けられたものです。

それが奥に行けば行くほど多くなっていきます。

そして、何回かに一度大きな花やマリア様イエス様の肖像画、十字架が置いてありました。

聞いたところによると

このような場所では私が乗っているようなバスが転落し、

多くの犠牲者が出てしまったところだそうです。

しかも、そのうちのいくつかは

大勢の小学生と引率の先生を乗せたバスが転落し

運転手を含む全員が行方不明となった場所でもあります。

このような場所で転落したら捜索は極めてこんなことから

亡くなったであろうご遺体は車やバスと一緒に放置されている状態です。

つまり、谷底には無念にも消えていった方々の怨念がうごめいているわけです。

そんな道を呑気な運ちゃんに命を命をあずけている訳です。

もう、生きた心地がしません。

そして、ようやく気が付きました。

なぜ、同じバスに乗った地元の方々が悲壮な表情をしていたのか。

私は知らずにこのバスに乗りました。

彼らは知ってこのバスに乗っていた訳です。

そりゃ、悲壮にもなります。

続く。

画像

De Elias Bizannes from Sydney, Australia – World's most dangerous road, CC BY-SA 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=3603356

 

 

 


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