皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、恐怖の山道を進むこと約1時間。
バスは舗装されていないガタガタ道をアウトバーンを走るが如く快走しております。
しかし、そんな時バスは急停車しました。
あんな道路で急停車するとついに来たかと考えてしまいます。
バスの運ちゃんは聞き取りにくいスペイン語で怒鳴り散らしました。
悲壮感満載の乗客は文句の一つも言わず、
ゾロゾロとバスを降り始めました。
スペイン語がよくわからない私は何事が起こったのかわからず、
ぼさっとしていましたら、
待合室で出会ったサイモン君が運転手が「降りろ」と言ってると教えてくれました。
何が起こったのか全くわからないまま荷物を持ってバスをおります。
降りた私の眼前には信じられない光景が。
なんと物凄いヘアピンカーブ。
しかも谷側に傾いたバンク。
しかそしかも、
当時ボリビアは雨季で前日に降った雨による自然とできた滝の裏側に道がある。
当然、舗装されていない道路はぬかるんで、
おそらくタイヤが取られてしまうであろう。
そうなると谷側に傾いた道路でタイヤがぬかるみに取られると
結果は容易にわかります。
それをわかっていたので運ちゃんは私たちに一旦降りろと言った訳です。
続く。
画像
ヘブライ語版ウィキペディアのGilCahanaさん – he.wikipedia からコモンズに מתניה によって移動されました。, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=9636007による