甘霧庵

古都京都の文化遺産 二条城 その25 洋の東西を問わず来客を驚かせたい。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、二条城で最も重要な建造物が「二の丸御殿」です。

二の丸御殿はお城の主人の居住スペースとして、

また、来客がお城の主人と面会する場所として利用されておりました。

ですから他の建造物よりも慎重にまた豪華に作られております。

二条城の二の丸御殿は遠侍及び車寄、式台、大広間、蘇鉄の間、黒書院、白書院の6棟が国宝に指定され

二の丸御殿台所及び御清所は重要文化財に指定されております。

車寄はいわゆる玄関のことです。

この世界遺産シリーズで「ヴュルツブルクのレジデンツ」をご紹介したことがあります。

ヴュルツブルクのレジデンツの正面玄関から入ると大きな広間があって、

すぐに階段室があります。

その階段室の天井には画家ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロの描いた、世界で一番大きいフレスコ天井一枚画があります。

それがこれです。

このお屋敷に来たお客さんはこの天井画を見てびっくりします。

屋敷の主人の意図もそこにあります。

二条城も同じです。

下の画像は二条城二の丸御殿の車寄つまり玄関です。

これはた豪華絢爛な欄間彫刻ではありませんか。

これも来客をびっくりさせるためのものです。

色褪せていなかった当時は綺麗だったんでしょうね。

画像

Tomi Mäkitalo, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=53313032による

Von Myriam Thyes – Eigenes Werk, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=51452371

Reggaeman – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=6607722による

 

 

 

 

 


Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA