甘霧庵

ジャン=バティスト・リュリ その18 モリエールを深掘りです。でも、やりすぎません。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、1664年当時32歳のリュリは人生を大きく変える出会いをします。

それがジャン=バティスト・ポクラン( Jean-Baptiste Poquelin)通称モリエール( Molière)と言われている人です。

モリエールは俳優で脚本家で演出家でもありました。

近いので言いますとチャップリンみたいな方です。

自分で脚本を書いて、

自分で演出・監督をして

自分が主役をはる。

ついでに金集めや宣伝部長、

果ては宴会部長までやってしまうスーパーエンターテイナーです。

彼の実家は裕福だったようで、

父親の仕事は王室の内装を引き受けていたそうです。

モリエールは長男ですので本来なら家業を継がなければならなかったのですが、

幸運にも弟くんに商才があったようで家業をあっさり譲ってしまいます。

そして、自分は亡くなった母親の遺産の一部を元手に劇団を結成します。

しかし、演技の経験があるのは座長格のマドレーヌ・ベジャールさんのみで

あとは全くの素人でした。

ちなみにマドレーヌ・ベジャールさんは当時モリエールの恋人だったそうです。

この集団で一番気持ちのいいのはマドレーヌ・ベジャールさんでしょう。

だって、自分以外は素人ですから、

美味しいところは独り占めって感じです。

画像

https://www.parismuseescollections.paris.fr/fr/musee-carnavalet/oeuvres/moliere-1622-1673-dans-le-role-de-cesar-de-la-mort-de-pompee, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=631410による


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